税金課税の原則

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「国民の義務」として憲法に定められる税金ですが、その中身としては、いくつかの原則から成り立っていることはご存知でしょうか?まぁ、サラリーマンの場合、税金は源泉徴収といって「いつのまにやら」天引きされている状態なので、詳細を知る機会はあまりないかと思いますが・・・(笑)

さて、そんな強制力を持った税金なのですが、実は正確には3つの「原則」から成り立つものになっています。簡単に列挙してみると、

1、公平の原則
2、中立の原則
3、簡素の原則

といったものになります。1は、特定の人や企業だけ税金が軽減されることがないように、国民の全てが公平に課税されるという原則で、その名の通り「公平の原則」になります。

とはいっても、銀行は公的資金を注入されたにもかかわらず、赤字体質が抜けないため税金は払わ(え)ない状態・・・払えないといったって、実は利益はキチンと上がってるんですけどね。

まぁ、特別損失などが莫大な額で処理されているから、営業利益は上がっていても、営業外費用・特別損失の額が大きくなりすぎて、結局は税金を支払わなくても良い状態・・・つまり、赤字になっているというわけです。

そりゃ、利益上がってるのに損失処理でトントン(もしくは、マイナス)にされていたら、東京都も「外形標準課税」なんてものを作って税金を取りたくなりますわな。

しかしながら、税率に関して裁判で敗訴してしまったのですが、それでもやはり、「税金」を使って生き延びた銀行にはもっとやるべきことがあるんじゃないかと思います。人の金(税金)で給料払ってるなんて、企業努力ゼロでしょ。

さて、随分と話がそれてしまったのですが、続いて「中立の原則」 になります。

こちらは、「国は民間の経済活動に対しては常に中立の立場に立ち、活動に対して税制が影響を与えないように種々の措置をとる」という原則になります。

まぁ、端的にいえば、あまりにも規制をかけすぎたりすると、経済活動が滞って、本来の目的である「税金の徴収」にも影響を与えてしまうので、「なるべく中立に見守ってますネ(笑)」といった感じになります。

最後の「簡素の原則」については、「納税の手続きが面倒だったり、費用がかかったりしたら、それだけで辟易してしまうので、納税の仕組みは誰にでもわかりやすく、費用もかからない方法で徴収しなければならない」というものになります。

まぁ、そんなことは言ってはいるものの、納税の仕組み・・・ちょっと分りづらいですよね。近年は、オンライン上で資料をDLしてそれに数字を打ち込んでプリントアウトすればOKといったようなものもあるみたいですけど、いかんせん入り組みすぎでしょう。だから、税理士という仕事が存在するのかもしれませんが・・・これは、国の陰謀?

さて、ここまでで税金に関する3原則をみてきたわけなんですが、どうでしょうか?本当に公平ですか?中立ですか?正直、ワタクシとしては「怪しい」というのが本音です。例えば、俗に「トーゴーサン」といわれる言葉ですが、実はコレ・・・税務署が捕捉している所得対象についての数字なんですね。左から、給与所得(サラリーマン)・事業所得・農家の所得になっています。表にすると、

hosokuritsu

と、いったようになります。どうでしょう?

毎月毎月天引きをされているサラリーマンというのは、実は、税収の対象としては「絶対にとりっぱぐれのない存在」なんですね。

では、ソレに比べて他の2つはどうなのか・・・事業所得捕捉率50%・・・半分ですよ(笑)まぁ、事業者が自分で記帳をして青色申告をするので、正確に把握できないのはわかりますが、半分も「あやふや」になっているんですね。

これがどういうことを意味するのかはわかりますよね?・・まぁ、青色申告をオススメ致します。。ということです♪

農業については、イロイロなものが重なって小難しい問題なので、省略しますが、とにかく、原則なんてものはあくまで建前であって、本当はどうなのか?というのには怪しいものがあるんですね。我々も、イロイロ考えて、税金を活用しないといけないのではないかと思います。