めちゃめちゃ重要なターゲット選定!ターゲットによってデザインはどう変わる?

執筆者

株式会社NOBITA代表取締役。グループ企業の株式会社ノイズにてフロントエンドエンジニア兼ディレクターを担当。LIGMAKEPOなどのメディアでは「のび太」名義にてライターとして執筆活動も行っている。

監修

NOIZZ

株式会社ノイズ

http://noizz.co.jp/

マーケティングコンサルティング企業。事業戦略・事業開発支援のほか、MAKEPO等のメディアを展開。ウェブ制作系グループとして株式会社NOBITAを抱えている。

「誰のためにサイトを作るのか?」

これが決まらなければ話になりません。コンテンツもデザインも決まりません。下記のように、ターゲットはあなたのビジネス(サイト)に直結しています。

  • 結婚案内所:20代後半~30代の彼氏がいない独身女性、子連れ女性
  • 転職エージェント:20代~40代のキャリアウーマン、主婦
  • マンション(不動産):30代~40代の家族、夫婦

「どんな人が一番買いそうか?」を考えればおのずと見えてくるでしょう。

ターゲットが決まれば、あとは彼らが好むであろうデザイン・レイアウトを用意し、彼らが悩んでいること・知りたいことを深く理解できるようなコンテンツを用意するのみ。

今回はターゲットの特徴によってWebサイトのデザイン・コンテンツがどのように変わってくるのかについてお伝えします。

ターゲットの特徴によって変わってくるデザイン・コンテンツ

パソコンを使うシニアと教える介護福祉士

「どんなターゲットであってもかっこいいサイトならばOK!」というわけではありません。ユーザーによってデザインの好みが変わってくるのは当然です。当然ながらコンテンツ(内容)もまるで変わってきます。

主に以下のようなことを考慮する必要があります。

男性?女性?

デザイン

■男性の場合:
男性向けならば、色は黒・グレーが好まれるというのは言わずもがな。フォントはゴシック系が良いと思われます。丸みのあるデザインよりも、ゴツゴツした角張った文字の方が男性向けです。
また、男性はシンプルで力強いデザインが好きです。文字は大きめで、ストレートに一言だけでイメージだけを伝える様なデザインが良いでしょう。

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チャンピオン | ゴールドウイン オフィシャルサイトより)

■女性の場合:
女性向けならば、色は淡い色です。 ピンクや赤を思いつく人が多いですが、それよりも薄く繊細な色合いを意識すべきでしょう。フォントに関しては、なるべく細い字体のフォント、明朝系が好まれます。
また、女性サイトに多く見られるのが、「曲線」です。必ずといっていいほど使われています。

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エステサロンQualiaより)

丸みを帯びた優しい優雅な雰囲気が女性らしさを演出します。もし上記のサイトでナビゲーションの部分が直線だったとしたら、一気に女性らしさが半減すると思います。

コンテンツ(文章)

■男性の場合:
デザインと同じでシンプルなムダを削ぎ落した文章・言い回しが合っています。女性はおしゃべりを趣味・ストレス解消としてみる傾向がありますが、男性はやりたいことや仕事のためとして「話す」という人が多いです。ゆえにWeb上でも実用的な内容、シンプルな言い方が好まれます。ゆえに男性向けならば“硬め”の文章が適しているでしょう。

■女性の場合:
男性と反対で“軟かい”文章・言い回しがいいでしょう。 サイトの種類、ターゲットによっては友達とおしゃべりするような口調、絵文字など使ってみるのもいいかもしれません。

文章の口調について言えることは、ライターが男性であれば、自然と男性向けの口調、女性であれば女性向けの口調に自然になっているということです。特に意識する必要はないと思います。ゆえに、男性向けならばライターは男性、女性向けならばライターは女性であったほうが、より読者の印象が良くなるでしょう。

どんな年代?

デザイン

■若者向けの場合:
「ポップ」「明るい」「インパクト強い」「クール」などの言葉がでてくるでしょう。サイトにもよりますが、配色はカラフルで明度の高い色が向いています。

student
倉敷芸術科学大学

■年配者向けの場合:
配色に関しては「静か」「温厚」「穏やか」といった雰囲気がでるように、彩度を落として落ち着いた感じが好まれます。

ユーザービリティに特に注意が必要です。PCでの閲覧、ECショップでの買い物に慣れていない方が多いです。「当たり前は通用しない」と思っていたほうがいいでしょう。

  • 文字を大きめにする
  • パンくずをつける
  • 英語表記は避けるetc

上記のようなことを意識すべきでしょう。

コンテンツ

ユーザーの年代によって興味の話題が全然変わってきます。

  • 10〜20代:パソコン、おしゃれ、デート、就活etc
  • 30〜40代:仕事、結婚、経済etc
  • 50〜60代:老後、年金、政治etc

言い回しや口調も異なってきます。若者がターゲットであれば「うざい」「マジで」「ハンパない」などの言葉を使ってもいいかもしれませんが、50〜60代の人がそのような文章を見たらどう感じるでしょうか?きっと不快感を抱いて2度と訪れなくなるでしょう。

ですので、これも男性向けコンテンツはライターが男性であるべきなのと同様に、20代向けのコンテンツは20代の人が書くほうが共感が得られるでしょう。

また、ソーシャル使用率が高い若者に対してはFacebookやTwitterでつなぎとめておくこと、拡散することが大いにできるでしょう。「いいね!」ボタンやツイートボタン、Facebook Like Boxなどは必須です。

年配者向けの場合、最近増えてきているとはいえソーシャル使用率は比較的低いです。ですがメールを使う人は多いので、メルマガ登録を促すのはいいアイデアかもしれません。

PCで見るか?スマホで見るか?

デザイン

PC向け、スマホ向けでデザインは全然変わってきます。

■PC向けの場合:
見出しデザインやロゴなどで画像を使っても十分許容範囲だと思います。読み込み速度を考慮して、もちろん少ない方が良いですが、スマホに比べると回線は速いため、そこまで大きな負担になりません。画像が使えるためデザインの幅は広がります。

■スマホ向けの場合:
「ページ読み込みを速くできるか?」が鍵を握ります。そのためCSS中心で画像をなるべく使わないデザイン、装飾はシンプルで必要最低限に抑えたほうが良いでしょう。レスポンシブにするならばグリッド系デザインがおすすめです。

コンテンツ

■PC向けの場合:
じっくり読める人が多いため量は多めで質が高いことが求められます。また、1つのページに他への導線が多くある方がよいでしょう。

■スマホ向けの場合:
Twitter、Facebookに代表されるような、気軽るに手早く読めるものが適しています。ガッツリ読む系・ノウハウ系よりも、短くて旬な話題・ニュースが良いでしょう。バイラルメディアはスマホ向けコンテンツのその典型です。

新規客が多いか?リピート客が多いか?

デザイン

■新規客の場合:
リリース直後などで新規客が多いと想定できる場合、再び訪れてくれることを狙わなければなりません。奇抜なデザインが場合によっては効果的です。印象を残す(記憶に残す)ためにデザインにはインパクトが必要です。

■リピート客:
例えばサイトのリピート率が90%以上の場合、デザインを安易に変更してはいけません。ユーザーはそのデザインに目が慣れています。レイアウトを変えることで混乱を招くでしょう。既存サイトをレスポンシブ対応させていただくことがありますが、PV数がガクンと下がることがよくあります。スマホの人でも読みやすいようにと思ってしたことですが、既存客はかえって不便に感じてしまうかもしれません。

コンテンツ

■新規客の場合:
一見ものが多いならば、一見でもとり続けられるキーワードを狙いましょう。また、「はじめての人へ」や「プロフィール」を用意することは必須です。初めて訪れる人はどのページに来るかわかりません。どのページに来ても満足してもらえるよう質の高いコンテンツが必要になります。

■リピート客の場合:
リピートしてくれるということは少なからず興味をもっているということ。メルマガなどでさらに囲い込みして、商品・サービスの購入にもっていきやすくするべきでしょう。ただリピート客の期待値は高くなっていく傾向があります。有益な情報を流し続けなければ離れていく可能性があります。

ターゲットユーザーを常に意識すべき!

young asian woman lifestyle image

今回挙げた点はあくまで一例にすぎません。職業やITリテラシーなども当然考慮すべきでしょう。

どんなサイトであってもターゲットは常に意識すべきです。あなたのサイトは万人向けではありません。ターゲットユーザーのためだけのサイトであるべきです。たとえ1億人に見られたとしても、ターゲットユーザーに好かれて見ていただかなければ、決してコンバージョンにつながっていかないのです。

デザインもコンテンツも常にターゲットを意識して作っていきましょう!